NBA Street Vol. 2のレビュー
アートデザイン
音楽
シナリオ
『NBAストリート Vol.2』はストリートバスケを極端に様式化する。誇張された体格の選手、グラフィティに彩られた街角のコート、あり得ないダンクの光の軌跡、そして騒々しいヒップホップのUI。どのプレイグラウンドもラッカー・パークから地元の体育館までストリート文化を呼吸する。ゲームブレイカーの華で駆動する、誇り高く精力的なアーケードのアートだ。
サウンドトラックはプレイグラウンドの文化と一体化する。ノリのよいヒップホップの選曲、重いビート、そして各試合を地元のミックステープのように刻むライセンス楽曲。音楽はゲームブレイカーの熱量を高め、コートを舞台へと変える。一世代のプレイヤーに刻まれた、本物のストリートの伴奏だ。
長いトリックの連なりを編み上げ、ありえないダンクで締める――楽しさは、素の得点より様式美がものを言う流麗な流れから生まれる。明快で機敏なゲームシステムは、即興の対戦にこの上なく向いている。長く遊べばやや単調になるが、その手応えはひどく心地よく、アーケードスポーツの定番であり続けている。
アスファルトがその縄張りを取り戻す。スタイルが法となる三対三の試合だ——フェイントを重ねてゲージを満たし、伝説級のダンクを叩き込めば、即座の高揚が走る。猛烈なテンポとヒップホップの空気がすべてをさらっていく。大勢で遊べば、見栄を張ることがそれ自体ひとつの競技になる。クールで切れ味鋭く、相変わらず痛快だ。