Ogre Battle 64 - Person of Lordly Caliberのレビュー
『オウガバトル64』は、細やかに描かれたスプライトを、中世的な色調のアイソメトリックな戦場に置く。行軍する軍勢、都市、森、抑制の効いた一貫したファンタジー。アートは戦術的な視認性とユニット職業の豊かさを重んじ、どの部隊も一目で見分けられる。濃密で歯応えあるタクティカルRPGに奉仕する、丁寧なアートだ。
崎元仁と岩田匡治が手がけた楽曲は、オウガの系譜らしい勇壮で物憂げな交響性を広げる。荘厳な金管、戦の行進、そして重々しさを帯びた主題。音楽は戦いの叙事的な広がりと道徳的な重みを養う。同時代のタクティカルRPG音楽の規範たる、洗練されたオーケストラのスコアだ。
内戦に引き裂かれた王国で、若き士官マグナス・ガラントは、理想と砕けた忠誠のはざまで陣営を選ばねばならない。成熟し政治的な物語は、民衆の反乱、権力の腐敗、指揮の代償を描き、評判に応じて複数の結末へと分岐する。オウガバトルの系譜の物語的頂点たる、野心的な筆致だ。
引き裂かれた帝国で解放軍を率いる物語は、道徳的な評判と分岐が筋立てに重くのしかかる、戦術RPGを繰り広げる。部隊を編成し、リアルタイムの戦いをさばき、複数の結末を目指すには、忍耐と再挑戦がいる。この戦略性と物語性の濃密さが、タクティカルRPG好きに愛される寿命を差し出す。