Onimusha 2 - Samurai's Destinyのレビュー
豪奢なまでに豊かなプリレンダリングの背景、亡霊の棲む封建時代の日本、練り込まれた光──アクションアドベンチャーは映画的な気品をまとう。グロテスクな鬼と洗練された建築の対比が、どの場面も引き立てる。暗く丁寧なこの視覚演出が、ジャンルの名作を一段と輝かせる。
音楽は、ゲームの核にある同盟の仕組みと添い遂げる。十兵衛は、贈る品に応じ四人の仲間と結ばれ、音楽がこの関係に寄り添う。味方それぞれに結ばれた主題、絆が締まるとき戻る旋律、近づけると選ぶ人物に固有の音の色。楽曲は友情を聞こえる糸にし、旋律で、プレイヤーの織る親しみを強調する。
物語は、英雄の結ぶ絆に応じて枝分かれする。十兵衛は四人の味方、エケイ、マゴイチ、コタロウ、オユウと出会い、冒険での各人の場は、彼らと育む友情に依る。親しみに応じ、ある仲間はある試練で加わり、別の者は退く。物語はこうして関係の糸に沿って組み直され、同じ復讐の異なる版を差し出す。