Persona 2 - Tsumi - Innocent Sinのレビュー
目黒将司の筆により、音楽が、ロック、ジャズ、オカルトめいた音層を織り交ぜ、暗く魅惑的な物語を彩る。よくある華々しさとは程遠く、どの主題も神秘的で洒落た空気を醸し出す。成熟して心奪うこの唯一無二の音の個性は、いまもシリーズの愛好家にとっての宝であり続ける。
噂が現実になり始めたとき、若者たちの一団が、神話、記憶、そして集団的な操作の絡み合う陰謀に立ち向かう。大胆な二部作として、物語は大人びた主題と、記憶に残る宿敵にあえて挑む。その淀んだ空気と成熟した筆致が、本作をペルソナ・サーガの知られざる頂の一つに仕立てる。
噂が現実になる高校生たちの一団を追い、悪魔と語らい、Persona を合体させていく流れが、その秘密のひとつひとつを解き明かしたくなる冒険を織りなす。ターン制バトル、コンタクトシステム、成長が目標と報酬を繋ぐ。緩やかなテンポとランダムエンカウントには古さがにじむが、不穏な空気と物語の質が長続きする魅力を保つ。
噂が現実となる陰謀を解きほぐすことは、ダンジョン、悪魔との交渉、絆に富んだ暗いJRPGを繰り広げる。ペルソナを最適化し、隅々まで探り、結末に至るには、長い時間がいる。『ペルソナ2』ならではのこの濃密さが、JRPG好きが味わう寿命を差し出す。