Puyo Puyo Tsuuのレビュー
ぷよは単なる色玉ではない。色ごとに顔が付き、消える瞬間に表情が変わるので、連鎖がそのまま小さな見世物になる。対戦では盤の左右にアルルと相手の立ち絵が現れ、点差に応じて反応する。計算の上に喜劇の層が一枚重ねられている。
相手ごとに短く覚えやすい主題が用意され、人物付けと記憶の両方に効く。積みが上端に近づけば速度が上がり、連鎖で画面が空けばすぐ落ち着きを取り戻す。盤面の状況は、目を向ける前に耳で分かるようになっている。
相殺システムが登場し、すべてを変える——相手が送りつけてくるぷよを打ち返すことで、恐るべき戦略の層が加わる。ある連鎖が別の連鎖を打ち消す感覚は、純粋な戦術的ひらめきのスリルをもたらす。原典より奥深く張り詰めたこの一作は、対戦パズルの指標であり続け、持ち歩きの対戦に最適だ。
相殺システムが連鎖のたびを知略の勝負に変える――相手の攻撃を受け止め、より強く返す駆け引きが戦術の奥行きを加え、たちまち引き込む。じっくり連鎖を組み上げ、好機に放つ流れが、何度でも再戦の意欲を呼び覚ます。操作には慣れがいるが、この相殺の妙味は今もジャンルの頂点であり続ける。