Raguy ~ Blue's Journeyのレビュー
世界は原色の森であり、敵は玩具のように見える。笑う茸、けばけばしい虫、ばね仕掛けの石像。いずれも脅威を感じさせない丸みで描かれている。主人公は冒険の途中で背丈が変わるため、複数のスプライトの組が必要になる。小さくなった姿と背景との大きさの差が、その効果をさらに際立たせる。
曲は管弦楽に仕立てられたわらべ歌の域にある。模された笛、木琴、跳ねる拍、そして長調だけの和声。どれほど大きな敵を前にしても、この選曲は緊張を許さない。ディスクによる再生は音の立ち上がりをさらに柔らかくし、絵の方針をそのまま延長する丸みを主題に与えている。