Resistance - Houfuku no Tokiのレビュー
異星人の侵略に荒廃したアメリカ、冬の光、不穏な生き物たち──FPSが、暗い説得力の終末後の世界をつくる。キメラのデザインと絶望的な空気が、絶え間ない緊張を強める。丁寧で雰囲気に満ちたこの視覚演出が、胸を打つ戦争SFを引き立てる。
地理上の前進は編成に現れる。海岸ではイギリス風の弦と孤独な角笛、フランスの村ではくぐもった手風琴、ドイツの施設に近づけば角張った金管と鐘。音楽はそのまま地図の役を担い、音色が替われば国が替わったという合図になる。
物語には資料の層が重なる。道中で拾う業務連絡、研究所の素描、観測記録が、姿を消す前にそれを書き留めた者たちの視点から侵略を語り直す。これらの紙片は、据置機の作品が別の場所で語る出来事へ、この一作を静かに接続していく。