Rock Band 2のレビュー
続編は装飾に手を入れる。より緻密になった人物模型、胴の塗装まで作り込める衣装と楽器、刺青、髪型、そしてプレイヤーが描いたバンドのロゴがバスドラムと観客のシャツに掲げられる。作り上げた楽団は、会場から会場へと連れ回される視覚的な商標になる。
選曲は順位表ではなくロックの歴史たろうとする。60年代のガレージからメタル、パンクまで八十四曲。演奏不能と噂される難曲が、難しさゆえに選ばれてもいる。前作の楽曲群や配信曲との互換性が、この一枚を閉じた商品ではなく据え置きの永続的なジュークボックスに変える。
セットリストとバンドモードを拡充したこの続編は、ギター・ドラム・ボーカルが心地よい精度で噛み合う四人用の音楽方程式に磨きをかけている。仲間と曲を弾き継いでいく一体感は、いまだ健在だ。今や入手困難な専用楽器に依存するとはいえ、緻密なリズムゲームプレイを保ち、その悦びは少しも色あせていない。