Rogue Galaxyのレビュー
燃え立つようなセルシェーディング、玉虫色に輝く異星、豊かな魔物図鑑──レベルファイブは、グラフィックの活力があふれ出すスペースオペラを広げてみせる。背景の豊かさと愛らしい丸みのデザインが、温かな世界をつくる。色彩豊かで丁寧なこの視覚の大らかさは、世代末期の珠玉と称される。
宇宙の叙事詩には、広やかで冒険的な管弦の楽譜が伴う。金管の主題と弦の飛翔が、惑星から惑星へ跳ぶ驚きを際立たせ、どの世界も固有の色を得る。生い茂る密林、砂漠の都、凍てつく宇宙駅。音楽は、好奇と壮大の間で、大いなる空想科学の息吹を育て、冒険映画の音源のような旋律の気前よさで、銀河の旅を運ぶ。
物語は、砂漠の惑星に生まれ、星々を夢見る若者ジャスター・ローグを追う。伝説の狩人と間違われた彼は、神話の惑星を探す宇宙海賊の一団と船出する。この取り違えから、形の上では古典的なスペースオペラが生まれ、ありふれた孤児が、渡る世界のうちに、少しずつ己の使命へ目覚める。銀河の成長譚の約束事をまとった、通過儀礼の冒険だ。
色鮮やかな惑星の銀河を巡る本作は、小気味よい戦闘と数々のサブシステムに満ちた、太っ腹な規模のアクションRPGを描く。大河の本筋に、昆虫採集、アイテム工場、武器のやり込みが加わり、エンディングのあともなお内容があふれ出す。レベルファイブによるこの濃密さが、あふれんばかりのRPGという根強い評価を生む。