Rune Factory 4のレビュー
町ぜんたいが、眠る竜の背に築かれている。通りは鱗に沿って伸び、家々は呼吸に合わせてゆっくり持ち上がる脇腹に寄りかかり、城は住まいであると同時に生き物の頭でもある。この前提が、広く引いた画のすべてに穏やかな奇妙さを与え、耕された畑も商店もそれを打ち消しはしない。
作曲が寄り添うのは暦ではなく時刻である。同じ町の主題が三通りに編まれる。目覚めには澄んだオーボエと鐘、商店が開けば全奏で速まる拍、夜が落ちれば竪琴と数本の弦へ切り詰められる。一日に十度も広場を横切るうちに、時計を見ずとも耳だけで時刻が読めるようになる。
朝は畑を耕し、午後はダンジョンへ潜り、夜は村で絆を結ぶ――農業と戦闘と人付き合いが噛み合い、なかなか抜け出せないループを生む。一日ごとに先へ進む小さな理由が無数にあり、進め方の自由さがあらゆる倦怠を解きほぐす。豊かで温かなこの仕組みは、今も難なくこちらを引き込んでくる。
畑を耕し、モンスターを手なずけて仲間にし、アクション主体のダンジョンに潜る——農作業と戦闘と村の暮らしが切れ目なく互いを呼び合うループが生まれる。住人との絆を深め、装備を強化することが一日を延ばしていく。やるべきことが積み重なることもあるが、シミュレーションとアクションRPGの融合が根強い吸引力を放つ。
空の街セルフィアの王子となることは、農作業、ダンジョン、人間関係を、本当には終わらないループへと束ねる。耕し、戦い、結婚し、深い絆を結ぶ営みが、急かされることなく、きわめて長い時間へと延びていく。アクションRPGとシミュレーションを掛け合わせた、この温かく太っ腹な作りが、ファンに愛される寿命の礎となる。