Sakura Taisen 2 - Kimi, Shinitamou Koto Nakareのレビュー
日本的なスチームパンクと丁寧なアニメ調デザイン──軍服のヒロインたち、蒸気のメカ、レトロフューチャーな街並みが、独特の気品をもつ世界をつくる。イラストの豊かさとアニメのカットシーンが、魅力にあふれている。洗練され温かなこのアートディレクションが、シリーズの趣すべてを物語る。
芝居がかって華やかな田中公平の音楽は、心躍る行進曲、ロマンティックなバラード、レビューさながらの歌唱曲を織り交ぜる。讃歌「檄!帝国華撃団」が、歓喜に満ちた大仰さで、ひとつひとつの戦いを奮い立たせる。オペレッタとビデオゲームの交差点に立つこの抒情の広がりが、シリーズの独特な魅力のすべてを成す。
蒸気仕掛けの帝都東京の歌劇団の物語を引き継ぐこの続編は、恋、戦友の絆、そして超常の脅威を、新たな広がりで綯い交ぜにする。より豊かで胸を打つ物語は、ヒロインたちとその絆を深め、心に残る結末へと至る。しばしばシリーズの頂点とされる本作は、見せ場とやさしさを鮮やかに両立させる。
時間制限つきの選択を挟むビジュアルノベル部と、グリッド上の戦術バトルを交互に重ねる構成が、ヒロインとの絆が戦闘へ直に響く物語を紡ぐ。各章が、続きを知りたい気持ちと関係を深めたい思いをかき立てる。台詞は長いが、登場人物への愛着とジャンルの往復が、長く引きとめる。
演劇、恋愛、メカ戦を混ぜ合わせたこの続編は、隊を増やし、仲間たちと結ぶ絆に拍子づけられた長い戦役を繰り広げる。関係を深め、ターン制の戦いを最適化し、あらゆる道を探るために遊び直すことが、多くの時間を養う。シミュレーションと戦略を結びつけたこの豊かさが、ジャンルのファンが味わう寿命を差し出す。