Sakura Taisen 4 - Koi seyo Otomeのレビュー
帝国編の完結、サクラ大戦4は、東京と巴里の一座を再び集め、変わらず藤島康介が手がける美術で描く。丁寧な劇場の背景、アニメーションの演出、きらめく衣装が、シリーズの大正ロマンの優美を受け継ぐ。凝縮された本作は、感動的に演出された別れへと視覚の美を注ぐ。
引き続き田中公平が作曲したサクラ大戦4の音楽は、抒情的な管弦楽、勇壮な行進曲、心を打つ歌で冒険を締めくくる。各作で育まれてきたキャラの主題が、強い郷愁を帯びて戻る。凝縮された楽曲は、シリーズが愛する歌劇の壮大さとともに、別れの場面へ感動を注ぐ。
帝国編の最終章、サクラ大戦4は、東京と巴里の花組を集めて最後の戦いへ挑ませ、大神と乙女たちの絆に決着をつける。凝縮された物語は感情と各人の物語の完結を重んじ、ヒロインひとりひとりにふさわしい別れを贈る。長年の愛着に支えられた、温かく胸に迫る幕引き。