SGGG - Segagagaのレビュー
セガによる異色作、セガガガは、自社の歴史を自虐とともに祝う、盛りだくさんのメタ美学を広げる。アニメーションの演出、セガの全カタログへのレトロな目配せ、再解釈されたマスコット、企業経営シミュレーションのインターフェイスが、折衷的で引用に満ちた美術を成す。この陽気で郷愁を誘うコラージュが、他に類を見ない視覚的な一品を成す。愉快なグラフィックの狂騒。
セガガガの楽曲は、勇壮な主題、音楽的なパロディ、セガの歴史への音の目配せを混ぜ合わせ、愉快な折衷主義でこの企画の過剰さに寄り添う。心躍る曲、大仰なコーラス、いたずらっぽいパスティーシュが、伝染する活力で冒険を彩る。忘れがたい主題歌が、この祝祭を締めくくる。可笑しくも愛おしい伴奏。
セガガガはプレイヤーに突飛な使命を託す。倒産寸前のセガを、自社スタジオを率いて市場を奪い返し、救うのだ。このメタで自伝的な寓話は、ゲーム業界とセガ自身の歴史を、心を溶かす温かさとユーモアで笑いのめす。JRPGと企業経営シミュレーションを融合したその唯一無二の物語は、ゲームという媒体への愛の告白だ。大胆で胸に迫る脚本。