Shin Nekketsu Kouha - Kunio-tachi no Bankaのレビュー
テクノスは頭の大きなずんぐりしたドット絵を守りつつ、今回は街の描写に手をかけている。警察署、埠頭、工事現場、ネオンの灯る夜の路地。通行人や細部が積み重なり、街に厚みが生まれる。学生服と不良の装いはひと目で見分けがつく。四人が入り乱れる場面では、それが効いてくる。
音楽は路上のために仕立てられている。丸い低音、輪郭のはっきりした打楽器、合成ギターの刻み、そして物語が翳るときに現れる物悲しい数曲。地区ごとに一曲が割り当てられ、それでいて打撃音は必ず上に抜けるよう調整されている。動きが本当に読み取れるのは、そちらの側だからだ。