Shinobiのレビュー
セガの版図の3D再起動であるこの遊びは、その主人公の赤い襟巻きで一目で分かる。忍びの秀真は、悪魔のはびこる暗い廃墟、終末後のゴシックの東京を疾走し、その長い緋色の布は、絶えず動いて、彼の背後に、疾走の目もくらむ速さを際立たせる視覚の署名を描く。画作りは、舞台の暗さと、赤い一筋の閃きを娶わせ、鋭く様式化された美意識を生む。
止めどない虐殺に寄り添うため、音源は電子とロックで走る。打ち鳴らすビート、攻めの低音、鋭いギターが、絶えざる力を保ち、刀の速さと、いっときの休みも許さぬ戦いの要求のために刻まれる。音楽は遊び手を、休みなく殺すよう押す。絶えず魂を貪らねばならぬ呪いの刀、悪食が、そもそもそれを強いるように。音の拍を、狂乱の原動機そのものにする。