説明
Bandai Namco Studiosが手掛けるRPGで、Tales ofシリーズのベルセリア編。バンダイナムコより発売、2016年8月に日本のみで発売されました。ミッドガンド王国で背教者アートリウスへの復讐を求めるDaemonblightに堕ちて魔女に変身したヴェルベット・クラウ、対照的な性格を持つラフィセット、エレノア、マギルゥを含む6以上のプレイアブルキャラクター、リアルタイム4人パーティ戦闘と相互接続ゾーン探索を融合するアクションJRPGゲームプレイ、Mystic ArtesのためのLiberation Soul Gaugeで改善されたLinear Motion Battle System機構、80時間以上の壮大で暗い物語キャンペーン、100以上のサブクエスト、いのまたむつみによる手描きアニメ美学、ヴェルベット役に佐藤利奈を擁する日本語音声、桜庭統によるサウンドトラックを搭載しています。
Tales of Berseriaのレビュー
輝かしいセルシェーディング、表情ゆたかなアニメ調のキャラクター、色彩豊かな世界──テイルズシリーズは、日本のアニメを温かな3Dへと移し替える。戦いのなめらかさと色合いの瑞々しさが、迎え入れるような生き生きとした世界をつくる。丁寧で活力あるこの視覚演出は、ジャンルのファンの枠を超えて人を惹きつける。
桜庭統の筆により、音楽がより暗く成熟したトーンをまとい、ベルベットの復讐の旅に寄り添う。劇的なオーケストラと心打つ高鳴りのあいだで、どの主題も物語の暗さを際立たせる。激しく陰影に富んだこの音の豊かさは、テイルズシリーズ全体でも屈指に美しい。
身内を失った復讐の渇きに突き動かされ、魔へと変じた若き女が、自由意志の犠牲を説く教団に抗う。先行作より暗いこの物語は、激情、喪失、そして正義と利己のあいだの曖昧な境界を掘り下げる。この苦悩するヒロインが、シリーズに力強い新風を吹き込んだ。
陰のある重厚な物語に彩られた本作は、自由に巡れる世界、手応えある戦闘、掘り下げ甲斐のある装備システムを広げていく。サブクエストや希少アイテム集め、クリア後の要素が旅を大きく引き延ばす。成熟した語り口で、シリーズ屈指の評価を得た一作だ。