Vanguard Banditsのレビュー
ヒューマンとワーキングデザインズによるメカのシミュレーションRPG、ヴァンガードバンディッツは、中世ファンタジーと巨大ロボを融合した、丁寧な2Dの美術を広げる。精細なメカのスプライト、表情豊かなアニメ調の立ち絵、見やすいアイソメトリックの戦闘グリッド、多彩な背景が、独創的で一貫した世界を成す。演出の明快さとATACの魅力が戦略に奉仕する。独特の個性のニッチなシミュレーションRPGたる、端正で愛らしい映像。
ヴァンガードバンディッツは、密度ある政治的ファンタジーの物語を展開する。若きバスティオンが、ATACと呼ばれる巨大ロボを駆り、帝国と同盟が争う戦いに巻き込まれる姿を追う。多数の分岐と、選択によって根本的に異なる結末を備え、脚本は忠誠、裏切り、権力の重みを驚くべき成熟で扱う。周回性と問いの深さが豊かな脚本に奉仕する。物語的に野心的なシミュレーションRPG。