Virtua Fighter 4のレビュー
美術は、そぎ落とした武の写実を目指す。空想も超自然の武器もなく、セガAM2は、道場、闘技場、澄んだ広場で、信じられる光に浸された、空手、柔道、レスリングと、実在の型の戦士を造形する。体、筋、構えは、派手さより所作の正確さを求める。この分野に稀な記録映画のような素朴さが、ゲームを技術的な精密さの陳列窓にする。
音楽は、対決の素朴さと添い遂げる。分野のけばけばしいファンファーレから遠く、音楽は控えめで機能的なまま。持続する音の層、一定の律動、戦いを覆わずに寄り添う雰囲気。力点はむしろ体と衝撃の音に置かれる。受けの衝突、滑る足、呼吸が、澄んで捉えられる。この音の倹約が、決闘の読みやすさにすべての場を譲り、耳は旋律より戦いの仕組みを追う。
伝説的な精緻さの戦闘システムを極めることは、底の見えない伸びしろを開く。連係を覚え、各キャラを研究し、対戦で渡り合うことが、数えきれない鍛錬の時間を満たす。ジャンルの基準たるこの技術の奥行きが、手強い格闘ゲームという根強い評価を生む。