Elnardのレビュー
プロデュースが描くのは翳りの濃い幻想世界で、七人の主人公は人間、機械、妖精、魔族と、輪郭も配色も極端に描き分けられている。視覚上の発明は常時表示される探査画面だ。ほかの選ばれし者たちが動く点として示され、地図は探索の場であると同時に、追跡の場へと変わっていく。
音楽は一貫した物悲しさを敷き詰める。短調で書かれた街の主題、抑制の効いた旅の音形、英雄的な吹奏のほぼ完全な不在。戦闘も一定の鼓動で済ませてしまう。この徹底した簡素さは、最大の脅威が遠くの魔王ではなく、すでに出会った同輩であるこの作品によく似合っている。