Baten Kaitos II - Hajimari no Tsubasa to Kamigami no Shishiのレビュー
前作の輝く空に代わって登場するのは、古代の遺跡や原初の世界を深い色で染め上げる、より土の匂いのする色彩だ。絵画的な筆致はそのままに、重みと成熟を増し、起源を描く物語に寄り添う。この前日譚は濃密な映像の空気をまとい、通好みの一作として記憶に残る。
より重く、より親密に、桜庭統の音楽は、たおやかな憂いとともに起源の物語に寄り添う。柔らかな弦と抑えた高鳴りが、叙事的な閃光に彩られた瞑想的な空気を据える。この陰影に富んだ楽曲は、シリーズの音の魔法を、驚くべき成熟とともに受け継ぐ。
『バテン・カイトスII』は前作の前日譚として、アルファードの帝国に脅かされる浮遊島の世界でサギを追う。記憶に残る転回に満ちた濃密な物語と、運命と罪をめぐる思索に支えられ、シリーズの神話を掘り下げる。成熟し、驚きに満ちた筆致は、通好みのゲームキューブJRPG屈指の評価を得る。
マグナスのシステムを練り直した前日譚である本作は、探索と戦略的な戦闘が幾時間にもわたって続く広大な先史世界を描く。手強くも丁寧な作りの進行は、各メカニクスを使いこなす前にまず理解することを求める。いまや希少で人気の一本となり、愛好家がじっくり時間をかけて味わう濃密なRPGという評価を保っている。