Biohazard - Code - Veronica - Kanzenbanのレビュー
プリレンダー背景をリアルタイム3Dへと置き換えた最初のバイオハザードとして、『コード:ベロニカ』は映画的な演出を得る。ロックフォートの陰鬱な島の監獄、凍てつく南極基地、アシュフォードのゴシック様式の館、動くカメラと影の戯れとともに。美学は劇的な広がりを増す。カプコンの恐怖譚の視覚的転回点だ。
三浦剛とそのチームによる楽曲は、絶え間ない雰囲気の恐怖を保つ。凍てつく空気、戦闘で立ち上がる弦、そして安息の象徴となったセーブルームのテーマ。音楽は島の焦燥とともに呼吸し、あるときは囁き、あるときは叫ぶ。丹念に作られた恐怖に奉仕する伴奏だ。
兄クリスを捜すクレア・レッドフィールドは捕らえられ、アンブレラの退廃した一族アシュフォードの狂気へと落ちてゆく。双子アルフレッドとアレクシアが体現する一族だ。復讐、ウイルス、ゴシック・オペラを織り交ぜた壮大な物語は、ウェスカーの再来をも刻む。断固メロドラマ的な、バイオハザード神話の柱だ。