Deathsmilesのレビュー
ケイブは宇宙と日本を離れ、黒い御伽噺の欧州へ向かう。ゴシックの村、月下の墓地、南瓜と割れたステンドグラス、ハロウィンの怪物たち、そして画面の左右へ撃つフリルの少女たち。ヴィクトリア朝の銅版画と確信犯的な可愛らしさの配合は、同社の目録に類例がない。
楽曲は仮装舞踏会から借りてくる。オルガンのワルツ、チェンバロ、旋回する弦、子供の合唱。全てが回転木馬の拍子に乗り、敵の波が迫るほど速まる。魔女ごとに専用の主題があり、全体は失敗したハロウィンの宴のように響く。表は陽気、裏はまぎれもなく不穏だ。
ケイブが手がけるゴシックな趣の横スクロール弾幕で、難度をエリアごとに選び、画面の左右両方へ撃ち分けられる。立て続けに来る波の処理、的確な照準、適切なタイミングでのラージモード発動が、ゲームの核心を成す。優雅にして手強く、パターン系シューティングへの最も報われる入口の一つであり続けている。
魔女ヴィンディアと仲間たちが、色とりどりで祝祭的なステージで悪魔の軍勢に立ち向かう。Caveのこのシューは、短くも濃密な一周に持ち味を凝縮する。短さは筐体のもので、メダルシステムと二人協力が稼ぎを育てる。短い長さは、一周をはるかに超え、完璧なコンボの追求の中で延びていく。