Donkey Kong Country 3 - Dixie Kong's Double Trouble!のレビュー
北国の風景、秋めいた土地、創意あふれる機械仕掛けが、シリーズの視覚の幅をさらに広げる。事前演算された背景は、多彩さと驚きの細部を増していく。色彩豊かで丁寧なこのグラフィックの大らかさが、レアの三部作を見事な手腕で締めくくる。
デヴィッド・ワイズの創意に支えられたままに、本作は、水中の空気、電子的なリズム、そして大いなるやさしさをたたえた旋律的な主題を織り交ぜる。どの世界にも固有の音の色があり、探索の豊かさを際立たせる。時に過小評価されるこの控えめな気品が、三部作を見事に締めくくる。
隠し通路やサブチャレンジが散りばめられたマップを巡る本作は、過去作以上に探索を重んじたプラットフォーム冒険に仕上がっている。ディクシーとキディのコンビ、そして動物の相棒たちが、ステージごとに異なる手触りをもたらす。テーマこそやや控えめだが、その分のコンテンツの密度と、寸分の狂いもない操作感で十分に補っており、今なお色あせない。
秘密と隠しエリアが点在する広大な世界を、能力の噛み合う赤ん坊ディンキーとともに探索する——この第三作は探索と創意に賭ける。ステージはアイデアで満ち、ボーナス探しが好奇心に報いる。美しく賢く気前がよい。三部作を、パッドを握れば何時間も引き込む豊かさで締めくくる。
緻密に作り込まれたステージを駆け抜け、コインや隠れたクマを集めながら広がる世界を探索する——コンプリートへの執念をかき立て続ける。どのエリアにもボスや近道、探し出すべきアイテムが潜み、休む間もなく探索を続けたくなる。前作群ほど印象には残らないが、それでも豊富な物量が長く引き留めてくれる。
クレミスフィアの湖や森はただ進む場所ではない。秘密の洞窟に隠れたバナナバードを全て集めることが真エンディングの条件で、ボーナスコインや隠しステージが達成率を押し上げる。キディとディクシーで道も分かれ、ワールドマップの謎解きが奥行きを加える。見た目以上に深い探索が、完全制覇を最も骨太な一作にしている。