Downwellのレビュー
落ち続けることがこれほど爽快なのは稀だ。銃ブーツは攻撃と減速を兼ね、攻めと移動が一体になる。眼下の空間を瞬時に読む感覚が極上のフローを生み、モノクロの見やすさは今も色あせない。引きが悪ければ理不尽な瞬間もあるが、操作精度は完璧。手に取れば名作と分かる設計だ。
底なしの井戸を、自らの足元へ撃ちながら落ちていく感覚が爽快で、敵を踏むたびに落下が伸びていく。三色のパレットと猛烈なテンポが、混沌の中でも画面を見やすく保つ。武器と強化が毎回変わり、死んでもすぐにまた飛び込みたくなる。
底なしの井戸へ飛び込み、足元へ撃って落下を緩め、地面に触れないまま敵を連ねていく。仕組みはたった一つの澄んだ着想に支えられ、落ちる一瞬一瞬を痛快にする。落下中に選ぶ武器、宝石、強化が戦略を新しくし、あっけない死のたびに完璧な降下をもう一度試したくなる。一回が数分で終わるから「もう一回」が勝手に始まる。そのアーケード的な純度は今も無敵だ。唯一の難点は、スコア争いが、予定した休憩を長い試行の連続に変えてしまいかねないことだ。