Fire Emblem - Ankoku Ryuu to Hikari no Tsurugiのレビュー
仲間に加わる駒には一人ずつ肖像が与えられる。数十人の兵に顔が生まれ、そのぶん永久に失われることの重みが増す。地図の上では乗騎と得物で兵種が見分けられ、交戦の場面では専用の背景を背に、両者が短く動いてみせる。
書法は場所ではなく陣営に主題を割り当てる。自軍の行進、敵の動機、仲間を迎える一曲、そして駒が永久に失われたときの弔いの歌。この組み立てによって、音は戦況を絶えず言い添える解説となる。よく歌う主題は、章が開かれるたびに戻ってくる。
マルスと軍勢を戦いごとに率いるには、絶え間ない緊張が要る。手塩にかけた一人の永続的な死が、やり直しか一手ごとの熟考を強い、各章を長く引き伸ばす。中世の戦役を通じて兵を育て上げるには腰を据えた覚悟がいる。ファイアーエムブレムの原点として、骨太で記憶に残る戦術の古典の風格を保つ。