Fire Emblem - Monshou no Nazoのレビュー
辻横由佳の手による音楽は、英雄的な主題と稀有な気高さの軍隊行進のあいだで、どの戦いをも叙事詩の高みへと引き上げる。スーパーファミコンは、戦術の緊張とマルスの物語の情感を昇華させる、雄大な編曲を響かせる。この管弦楽の荘厳さが、サーガの音の礎を築いた。
王国を取り戻すために呼び戻された亡命の王子マルスが、戦争、裏切り、そして受け継ぐものの重みに立ち向かう。タクティカルRPGの礎として、物語は戦いの一つひとつを、取り返しのつかぬ死ゆえに尊いものとなる運命へと結びつける。その厳粛さと登場人物が、シリーズ全体の物語の土台を築いた。
ユニットを一マスずつ動かし、敵の動きを読み、決定的な一騎打ちを制す――そこに、すべての死が永久に取り返せないがゆえに二重の重みを持つ、戦術の緊張が生まれる。兵を育て、希少な武器を掘り当て、部隊を一人残らず生還させたい思いが、章を何度もやり直させる。厳しく、時に容赦のないこの戦略ゲームは、絶えず付きまとう緊張で人を引き込む。
マルスを二つの完結した物語で導き、後編が前編を作り直し延長する構成が、戦術の戦役をほぼ倍にする。倒れた兵は二度と戻らず、軍を守るため何度もマップをやり直させ、絶え間ない緊張を生む。仲間集めや武器、盤上の配置には方法と労力が要る。礎を築いた戦略の広がりが、シリーズ屈指の節目を確かにする。