Lara Croft Tomb Raider - Legendのレビュー
クリスタル・ダイナミクスは遺跡と現在を交互に置く。根に覆われたボリビアの広間のあとに、夜の東京の高層建築が続き、さらに強い蛍光灯のカザフスタンの研究所へ移る。衣装もその往復に従い、ここでは探検の装い、あちらでは夜会服。輪郭だけで、いまどこにいるかが分かる。
管弦楽は雰囲気づくりよりも報酬として働く。障害を越えたとき、未知の広間へ出たときに、数秒のあいだ弦がせり上がり、そして引く。ララに結びついた動機は通過する国によって旋法を替える。アフリカではより旋法的に、カザフスタンではより張り詰めて。輪郭だけは決して変わらない。