Onimusha 2のレビュー
豪奢なまでに豊かなプリレンダリングの背景、亡霊の棲む封建時代の日本、練り込まれた光──アクションアドベンチャーは映画的な気品をまとう。グロテスクな鬼と洗練された建築の対比が、どの場面も引き立てる。暗く丁寧なこの視覚演出が、ジャンルの名作を一段と輝かせる。
音楽は、ジュベイの開かれた冒険とともに広がる。第一作が閉じた城に収まっていたところ、この続編は村、山、町を開き、音楽は多彩さを増す。より活きた町の主題、野外の雰囲気、抜ける場所を分かつ旋律。耳には世界が広がり、楽曲はこの旅を、初めの密室より豊かな色調で伴う。
物語は、虐殺から生まれた復讐に拠る。柳生十兵衛は、幻魔の主となった信長の鬼の軍に、村を焼かれ、身内を虐殺されるのを見、この喪を血で雪ごうと武器を取る。仕返しの私的な探索が、彼を一歩また一歩と暴君へ導き、各段が、取り返しのつかぬ喪失の痛みに養われる。