Power Blazerのレビュー
主人公の投げる回転刃は、画面を横切って戻る光の弧を描き、背景からはっきり切り離された唯一の動く要素となる。発電所、砂漠、海中基地、工場と、八つの区画はそれぞれ固有の配色と構造を持ち、敵の絵は最も速い場面でも見失われないよう幅を持って描かれている。
書法は三つの声部を稀に見る密度で使い切る。よく動く低音、途切れない対旋律、一巡のあいだ一度も同じ形で戻らない主旋律。主題は繋ぎと再現部を備えた構築的な器楽ロックの佇まいを持ち、覚えるには時間がかかるが、そのぶん耳から離れなくなる。