Resident Evil 5のレビュー
カプコンは自らの文法を裏返す。恐怖は正午に、影を押し潰しキジュジュの砂埃を白く晒すアフリカの太陽の下で演じられる。危険は闇からではなく、露出過多の市場広場を横切り、逆光に切り抜かれた人影と遠くから見える敵意の群衆としてやって来る。眩い白昼が暗い廊下より人を惑わせる。
楽曲は二人のために書かれている。クリスとシェバの相棒関係を主題が寄り添い、マジニの群衆が集まればスクリプト通りに音がせり上がり、装弾の準備部屋では凪が訪れる。鈍い打楽器を従えた管弦楽はアクション大作の音域を引き受け、火山での決戦は終幕の合唱で暗い歌劇の規模に達する。