Shin Megami Tensei - Devil Summoner - Raidou Kuzunoha vs. the Soulless Armyのレビュー
最初のライドウであるこの外伝は、順番制を捨て、実時間の行動へと替える。その画作りは敵で際立つ。魂なき兵、量産された「無魂人」。人間味を抜かれた画一の軍勢が、不気味な列をなして押し寄せる。これに対し探偵は、管に封じた悪魔を解き放ち、乱戦のただ中に召喚する。傀儡の軍に抗う召喚の舞いが、その視覚の個性を築く。
捜査の抑えた気配とは違い、戦いの音楽は鋭さと速さへと押し出す。実時間の行動は、打楽器の効いた軽快な主題を呼び、ギターと切迫する金管で張り詰め、その場で召喚する乱戦の切迫を支える。目黒は探偵の散策と戦いの熱、二つの様相を対置し、この切り替えが冒険に律動を与える。
筋は、凍りつくような願いから始まる。一人の娘が、さらわれる前に殺してほしいとライドウに頼むのだ。この糸から捜査が解け、探偵鳴海の事務所から帝都の裏町まで、「無魂人」をめぐる陰謀が露わになる。国を作り替えるために造られた、魂なき者の軍だ。物語は大いなる予言ではなく、手がかりを追う犯罪捜査として進む。