説明
SCEジャパンスタジオが手掛けるサバイバルホラーで、SIRENをリメイクと新シナリオで再構築。ソニー・コンピュータエンタテインメントより発売、2008年12月に欧州で発売されました。失敗した儀式の後、屍人にハンティングされる米国撮影クルーと日本の羽生蛇村住人、絡み合う視点で11人の主人公を交錯する12以上の章、屍人の目を通して見て動きを予測するSightjack機構、限られた弾薬と枝やドライバーなどの即席武器を擁するステルスサバイバルホラーゲームプレイ、闇人と水人を含む15種以上の屍人の異なる行動、外山圭一郎による半リアルなホラー美学、サム役に山本直寛を擁する英語と日本語の音声を搭載しています。
Siren - Blood Curseのレビュー
美術は、盗まれた視線に拠る。サイトジャックは死者の目で見ることを許し、画面は寄生された映像へ傾く。粒、震え、見知らぬ構図が、敵の見ているものを、しばしばプレイヤー自身を映す。この借り物の悪夢の視点が、恐怖を遠近の問題にする。呪われた日本の村の霧のなか、自分を狩るものの目で見ることで生き延びる。
サイトジャックの音は、合わない周波数のラジオのものだ。敵の視を捉えると、雑音の砂嵐が立ち、距離に応じて安定し、あるいは乱れ、虚空で周波数を探すようだ。周りでは、村が鐘、ささやく祈り、泥を踏む足音でざわめき、ほとんど音楽はない。音楽は聴くことを電探にする。砂嵐の粒で空間を掃き、死者を見ずに位置を突き止める。
物語は、異邦人を血の儀へと突き落とす。米国のテレビ班が、辺鄙な羽生蛇村で消えた教団を取材に来て、夜が死者を甦らせると罠にかかる。半信半疑から恐怖へと転じる外からの視線が、備えのなかった太古の呪いを見いだす。恐怖は、訪問者の合理主義と、実際に効いてしまう田舎の民俗との衝突から生まれる。