Super Robot Taisen Jのレビュー
画面の制約が、必殺の見せ方を根本から組み直させる。機体は比率を詰めて描き直され、構図は拳、砲身、面構えといった一点へ寄り、大きなカメラの動きの代わりに寄りと引きが用いられる。それでも原作群の大見得はそのまま保たれ、ごく小さな窓の中に収まってみせる。
ザンボット3、ダイターン3、ガンダムシードらをベジタリアン軍との長い戦いに並べると、手応えあるマップが数十も続く。刷新された攻撃・防御ポイント制、織り込まれるオリジナル人物、厚い会話が一手ごとの熟考を促す。シリーズ屈指のGBA作とされ、戦術と布陣を味わい尽くす周回を誘う名作だ。