The Legend of Zelda: Echoes of Wisdomのレビュー
この見下ろし型のゼルダは、近年のリンクの冒険の作り直しから受け継いだ、磁器の人形のような、丸く丸みを帯びた登場人物の、小さな立体模型の様式を採る。煌めくハイラルが、被写界深度に富んだ小さな画面として広がる。小綺麗な村、花咲く平原、色鮮やかな洞窟。柔らかな光と、魅力的な玉ぼけに浸っている。
音楽は、系列の旋律の遺産をくみ、柔らかく陽気な管弦の音楽を織る。馴染み深く、そして新たにされたものだ。軽く澄んだ主題が、村や平原の探索に寄り添い、より神秘的な変奏が、洞窟や、変質した区域を彩る。物語の象徴的な音型が、優しく編み直されて、再び現れ、発見と、謎解きに句読点を打つ。
奇妙な裂け目が、ハイラルの広い一帯を呑み込み、いつもの英雄が姿を消す中、今度ばかりは、姫ゼルダに、救い手の役が巡ってくる。物と生き物の写しを作り出せる、魔法の杖を授かった彼女は、裂け目を閉じ、虚無に攫われた住人を解き放ちに出る。その探索は、裂け目の奥に潜む、邪悪な存在へと彼女を導き、その傍らで、謎めいた妖精が導く。
冒険の主役をゼルダに託したことで全てが変わる。物体や敵を「シンボル」として複製する杖が、あらゆる謎解きを実験場に変えるのだ。ベッドを積んで登り、モンスターを呼んで代わりに戦わせ、自分なりの解法をこしらえる。オープンワールド譲りの遊び心ある自由が、魅力的な見下ろし型の作りに息づく。テンポは不均一で歯ごたえに欠ける謎もあるが、発想の妙が勝る。新しく色あせず、シリーズ入門に最適だ。