Torneko no Daibouken - Fushigi no Dungeonのレビュー
この作品は、出自であるシリーズから画面の語彙をそっくり借りている。鳥山明の魔物、青い窓の並ぶ画面設計、明るい色の升目でできた村。対比を生むのは迷宮そのものだ。潜るたびに描き直され、同じ図形の部品が際限なく組み替えられ、それでいて同じ部屋が二度現れることはない。
ランダム生成のダンジョンに挑むことは、何度でもやり直しを受け入れること。永久の死は振り出しに戻し、潜るたびに様相が変わる。財宝や道具、装備を蓄えてより深くを目指す中毒的な周回が無限の可能性を生む。ローグライクRPGの先駆けでありドラクエの外伝として、二度と同じにならない無限の再挑戦が長寿を支える。