Wario Land IIのレビュー
色を持たない画面では、すべてが四段階の灰色に委ねられる。絵はそれを几帳面に割り振る。主人公には最も暗い階調、乗れる足場には中間、背景には最も明るい階調。だから主人公の数々の変身も、色の助けを一切借りずに、輪郭だけで見分けられるように作られている。
元の音源は四声しか持たないが、楽譜はそのうち一声を丸ごと、主人公に結びついた音のために空けている。口笛、くしゃみ、いびき。それらは音楽を覆い隠すのではなく、句読点として差し込まれる。曲そのものは旋律二声と低音一声という簡素さを保ち、この滑稽な割り込みに場所を譲り続ける。