2000年11月のTHQ・AKIによるWWF No MercyのN64北米プレス。AKIエンジンの頂点と評価される作品で、N64プロレスゲーム十年の最重要個体の一つに位置付けられる。米国初版は希少だが報告例のあるセーブ破損バグを残しており、Rev 1で修正される。技術的リスクがあるにもかかわらず、エンジン初期状態を固定したいAKI愛好家にとって本米国Rev 0は逆説的に最も求められる版である。
『WWF No Mercy』は家庭用プロレスの絶対的頂点。五十人を超えるスーパースター、深いモード、最終形態のAKIエンジンが、二十五年経った今もほぼ並ぶ作品のないシミュレーションを構築する。組み技の厳密さ、コンテンツの豊富さ、エディットの自由度、ストーリーモードの作劇、N64上での技術的安定、いずれも申し分ない。プロレスや格闘系の愛好家には今でも完全な古典。