Advance Warsのレビュー
インテリジェントシステムズは戦争を玩具の姿に仕立てる。ずんぐりした戦車、丸みのある飛行機、はっきりした色のマス目に置かれた部隊。軍ごとに一目で分かる色が割り当てられる。表情豊かなアニメ調の指揮官の立ち絵は題材と陽気に食い違い、戦局に几帳面な校庭のような趣を与える。
指揮官ごとに専用の曲が用意され、その手番の間ずっと流れ続ける。おかげで音楽は今どちらの番かを告げる常設の目印になる。軽快な行進曲もあれば、重く武張った旋律もあり、童謡めいた節もある。明るい合成音は、本体の小さな音でも耳機でも輪郭を失わない。
ユニットをマス目で動かすことが、これほど明快に感じられたことはない。どのマップも、地形・増援・指揮官の選択が等しく重みを持つ小さな難問なのだ。完璧な見やすさと戦術の奥行きは、細切れのプレイにも理想的に噛み合う。今なお一片の古さもなく遊び直せる、ジャンルの手本である。
工場を占領し、適切なユニットを展開し、敵軍をマス目ごとに包囲していく――そんな明快な戦術的思考が生まれ、気づけば次々とターンを重ねてしまう。マップごとに新たな軍事パズルが提示され、COパワーや追加チャレンジが解放されていく。難易度が時に急に跳ね上がるものの、わかりやすさと奥深さのこの絶妙なバランスは今なお色あせない、ジャンルの手本といえる完成度だ。
二十のキャンペーンはほんの入り口で、ウォールームや解放マップ、各COによる再プレイ性が真の長さを生む。完璧な評価を狙い、マップ編集や通信対戦を重ねれば時間は尽きない。その戦略の奥深さが不朽の名作としての評価を支えている。