1994年スクウェア製『Final Fantasy VI』のオリジナル・スーパーファミコン版で、この名義では国内専売。日本版カートは文化的に不可侵で、多くの日本プレイヤーにとってシリーズの物語的頂点を成す。紙ジャケットとスクウェア製イラスト入り説明書付きの箱完品は日本SFC聖杯の中でも最も求められる一品で、本作の正典的地位と、坂口/北瀬ヴィジョンに忠実な原典プレスに支えられ相場は強く上昇する。
ファイナルファンタジーVIは発売当時、北米ではFinal Fantasy IIIの名で展開された作品である。シリーズ屈指の物語的頂点であり、すなわち各人が固有のアビリティを備える大人数のキャスト、そして物語半ばで世界そのものに断絶を起こす展開を持つ。天野喜孝のアートディレクション、植松伸夫の楽曲、ケフカを巡る筆致が、絶対的なJRPG古典を成立させる。