Final Fight 2のレビュー
続編はメトロシティの路地を離れ、世界を巡る。香港の市場、オランダの運河、イタリアの遺跡、日本の道場。土地ごとに色調と調度が用意され、マキとカルロスという新しい輪郭が加わる。しかも本体の性能を使って二人同時表示を実現しながら、背景の描き込みを削っていない。
前作と違い、この作品の楽曲は移植でも編曲でもなく、家庭用の音源に向けて直接書き下ろされている。訪れる国ごとに主題が用意され、香港ではアジアの打楽器、欧州では合成のアコーディオン、日本では笛が鳴る。土台にあるのはシリーズを走らせてきた同じファンクの低音で、ご当地色の演出は思いのほか崩れない。
新たなヒーロー、異国情緒あふれる舞台、そして何より初代に欠けていた二人協力とともに、殴り合いが再び始まる。共に殴り、パワーアップを分け合い、画面を片づける——分かち合う楽しさは倍増する。より気前よく、相変わらず直接的。打撃の手応えと、二人で味わう発散の痛快な単純さを保つベルトアクションだ。