Romancing Sa-Ga 2のレビュー
画面が背負うのは数世紀にわたる年代記であり、スクウェアはそれを地図の上に組み立てた。帰属によって色を変える地方、世代をまたぐたびに広がる街、新たに引かれる街道。歴代皇帝の肖像は一覧として並び、それぞれの装いと職種を保ったまま、やがてひとつの王朝そのものを画面に掲げてみせる。
再び伊藤賢治の手による続編は、いまやカルトとなった名高い戦闘曲を含む、英雄的な主題と叙事的な旋律で、その持ち曲を豊かにする。音楽は、稀有な荘厳さと情感で、皇帝たちのサーガに寄り添う。この音の豊かさが、作曲家の才とシリーズの強い個性を裏づける。
着想は徹底している。操るのは英雄ではなく、代々の皇帝たちだ。ひとりが倒れれば冠は次へ渡り、習得した技はそのまま受け継がれる。数世紀にわたって続く七英雄との戦いは、個人の宿命ではなく制度の営みへと姿を変える。この分野では今なお珍しい提案のままだ。
幾世代もの皇帝を継いで何百年もの時を渡る――このSaGaには稀な広がりがある。技を世代から世代へ受け継ぎ、長大なスパンで帝国を築き、結果が時代を貫く選択に挑む。技の継承、自由な世界、リアルタイム戦闘が、一周を終わりの見えない大絵巻に変える。スーパーファミコン随一のこの世代継承の歩みが、今も大河RPGの評を支える。