Soulcalibur IVのレビュー
鎧は画面上で壊れる。装備の一点ごとに耐久が設定され、打撃を受けて砕け散るため、ラウンドの終わりには胸当てが裂け兜が飛んだ襤褸姿になる。さらにSF世界からの客人が加わり、ルネサンスの絹の只中に黒い甲冑の騎士が立つ。その対比を和らげるものは何もない。
楽曲は歌われる物語の側に立つ。典礼聖歌として扱われるラテン語の合唱、張り詰めた弦、荘重な金管が、対戦を試合ではなく伝説の一挿話として扱う。呪われた剣に結び付いた動機はほぼ全曲に短調で回帰し、争いの対象は姿を現す前から耳に届いている。
武器を交える戦いの華麗さの極み——手本のように滑らかな立ち合い、シビアなタイミングのパリィ、目もくらむほど優美なキャラクター。操作は初心者を迎え入れつつ、奥深さは何時間もの鍛錬に報いる。気前のよいキャラクリエイトと、名だたるゲストキャラが画を仕上げる。壮観で洗練された、武器対戦の頂だ。