Super Adventure Islandのレビュー
ハドソンは南の島を、この機種が許すかぎりの色数で塗り直した。白に近い砂、青緑の海、多層に流れる密林、氷の洞窟、火山。腰蓑姿の小さな主人公は速く流れる背景の上を駆けるが、密度が上がっても見やすさは損なわれない。これだけ難度の高い作品では、それが決定的に効いてくる。
古代祐三と川島基宏が書いたのは、南の島の横スクロール作品が求める水準をはるかに超える音楽だ。丸い低音、中南米の打楽器、ジャズめいた和声、そして遊び終えても長く残る旋律。小さな企画を、その題材の外側にまで存在させてしまう類の楽曲である。