Tales of Eterniaのレビュー
旅全体を束ねる図像は空にある。セレスティアは常に画面上部を占め、インフェリアの野の上に雲をまとって浮かぶ。屋外の絵はどれも、この世界が二重であることを告げる。距離を越えれば、村も衣装も地面の色までもが反転する。
二つの世界には二種類の編成が割り当てられる。インフェリアは木管と擦弦、村の打楽器で語り、セレスティアは硝子のような鍵盤と現実離れした合成合唱へ傾く。旅はまず耳で分かる。片方の主題がもう片方へ渡るとき、稀な和解の瞬間が刻まれる。
物語の構造は中盤で視点を裏返す。勝手を知るインフェリアを巡ったあと、一行はセレスティアに降り立ち、今度は自分たちが不躾に見つめられる異邦人となる。この反転が序盤のためらいに後から重みを与え、救出の旅を他者理解の修業へ変える。