Civilization VIのレビュー
専門地区をマップ上に配置していく設計が、文明づくりを数時間も尾を引く空間パズルに変える。「あと一ターン」の中毒性は健在で、システムの奥深さも色あせない。携帯機の操作は慣れを要し、マウス前提のUIも見え隠れするが、馴染めばどこでも遊べる巨大な4Xだ。
「あと一ターンだけ」はおそらくCivilization VIで最も危険な言葉だ。各ターンが技術を解放し、都市を成長させ、あるいは遺産の完成へと近づける。だからやめることは、いつも手の届きそうな目標を手放すことを意味する。科学、文化、宗教、制覇という勝利への道は絡み合い、別の国家で再び始めたくなる。地区システムは配置の妙という満足度の高いパズルを加える。代償として、一試合が一晩を丸ごと飲み込むこともあり、終盤の細かな管理は時に重くのしかかる。
一度のプレイが、最初の小屋から宇宙開発まで、数千年の歴史をまたぐこともある。そして「あと一ターンだけ」という名高い誘惑が、電源を切る時を絶えず先延ばしにする。外交、科学、文化、軍事制覇――勝利への各ルートが相当な周回性を開く。一晩を徹夜に変えるこの手腕が、代名詞となった。