Densetsu no Ogre Battleのレビュー
崎元仁と岩田匡治の手による楽曲は、名高い行進曲の主題から最も物憂げな旋律まで、稀有な気高さの勇壮で荘厳なオーケストラを繰り広げる。どの戦いも、選択の重みを壮大に彩る叙事的な荘厳さを得る。深く霊感に満ちたこの交響的な豊かさは、いまもタクティカルRPGの頂であり続ける。
暴虐な帝国に抗う反乱の先頭に立つ若き指揮官が、己の道徳的選択が民衆まるごとの運命を形づくっていくさまを目の当たりにする。タクティカルの先駆けとして、物語は解放戦争、評判、そして複数の結末を、稀なる厳粛さで結び合わせる。この野心的な政治の絵巻が、カルトなサーガの礎を築いた。
リアルタイムのマップに部隊を展開し、街を解放し、自らの陣営が物語を形づくっていく――戦いのたびに新たな仲間や事実が明かされる戦略がそこに織りなされる。希少なユニットと複数のエンディングの追求が、さらに先へと駆り立てる。システムは入り組んで分かりにくいが、この戦術的な奥深さが粘り強く人を捉えて離さない。
戦乱の大陸に軍勢を率いることは、リアルタイムストラテジー、ユニットの運用、そして多くの結末を生む道徳的選択を織り交ぜる。数十人の仲間を集め、別エンディングを解放し、あらゆる分岐を見極めるには、何度もの周回がいる。分岐する再プレイ性を兼ね備えたこの濃密さが、タクティクス好きが大切にする寿命を差し出す。