Magical Drop 2のレビュー
データイーストは大アルカナから顔ぶれを引いてくる。女教皇、愚者、女帝。いずれも丸みのある笑顔の人物として描き直され、形勢が悪くなると立ち絵の動きが一気に慌ただしくなる。色玉と市松模様の背景はあえて平板に保たれる。列の並びを読む邪魔を、何ひとつしないためだ。
音楽が借りてくるのは謝肉祭と中南米の響きだ。高らかに鳴る金管、速い打楽器、合成のアコーディオン。拍は一度上がったら下がらない。相手ごとに主題が用意され、しばしば異なる音階の上に組まれる。終盤の加速はその陽気な曲を、そのまま音の圧力へ変えてしまう。
続編は過熱した公式を磨き上げる——新キャラ、より多彩なモード、反射を限界まで追い込むいっそう猛烈なテンポ。つかみ、積み、とてつもない連鎖を起こす満足は痛快このうえない。狂騒的で爆笑必至の対戦は、即座に引き込む。色鮮やかで奥深く、たまらなく病みつき。切れ味あるパズルの頂点だ。
球を吸い込み、放して巨大な縦のコンボをつなぐと、対戦モードが絶え間なく煽り立てる熱狂が生まれる。新キャラクター、多彩なモード、増していく難度が、もう一戦挑む理由を常に用意してくれる。手触りは前作に近いままだが、その速度と奥行きは手強い引力を保っている。