Super Robot Taisen Zのレビュー
Z(ゼータ)の一作は、視覚を二機一組へと組み替える。タッグ制は二つの機体を並べ、合体攻撃は二機がかりで演出され、一方が他方を継いで高精細に描かれた一続きの連係となる。図の刷新はスプライトとカットインを磨くが、真の目新しさは、遠く隔たった出自の二機が息を合わせて打つ、四本腕の舞いにある。
二十四のシリーズを集めることは、対極の作風を持つ二十四の原曲集を集めることでもある。この一作の難題は、それらを一つの筋の通った曲目に収めることだ。現実派の機体のロック、スーパーロボットの交響的な飛翔、マクロスフロンティアやコードギアスのポップ。すべてが管弦の声で語るよう編み直される。音楽は賛歌であると同時に統一の試みとなる。
新たな物語群の起点となるZは、アルファ三部作の後、語りの白紙から始まる。二機一組の制度が物語を潤す。二十四のシリーズから来た操縦士を組ませ、思いがけない相棒を生み、その掛け合い、打ち解けも軋轢も、劇の大半を担う。共通の戦いだけより、これらのあり得ない二人組が、筋に味わいと律動を与える。
数多くのサーガのメカを、野心的なターン制キャンペーンに取り混ぜる本作は、相当な豊かさのタクティカルRPGを描く。パイロットを育て、ユニットを構成し、華々しい攻撃を堪能することが、数十時間を満たす。ファンサービスと戦術のこの頂点が、メカ好きが長く育てる寿命を生む。