Digital Devil Story - Megami Tenseiのレビュー
第一作の時点で要点はすでに定まっている。明快な線だけに切り詰められた主観視点の通路と、画面の半分を占める大きな静止画で描かれる悪魔たち。迷宮の素っ気なさと異形の絵の重みとの対比、それがこの作品の図の戦略のすべてだ。
伴奏はこの第一作からすでに圧迫を扱う。解決を持たない短い動機、落ち着かない音程、丸みを拒む乾いた音色。通路の主題は変化のないまま長く巡り続け、迷宮をさまようことは、目にそう感じられるよりずっと早く、耳にとって重くなってゆく。
計算機に長けた高校生が、自作の算譜で悪魔を呼び出し、もはや閉じられない裂け目を開いてしまう。彼は自らの過ちを償うため、迷宮の底へ降りてゆく。物語は神話と現代の技術を混ぜ合わせ、異形とはただ戦うのではなく交渉するという原則を、最初から掲げてみせる。
一人称視点で広大な地下迷宮を歩き、通路を一つずつ地図に刻み、潜む悪魔を切り抜ける歩みは遅く、緻密だ。仲間を育て、レベルを重ね、容赦ないダンジョンを読み解くには根気がいる。女神転生の原点として、この硬派なRPGは今も信奉者に崇められる先駆者の風格を保つ。