Shin Megami Tenseiのレビュー
大胆な増子司の音楽が、暗い電子ロックと不穏な音層を織り交ぜ、悪魔に侵された東京を絶え間ない緊張に沈める。どの戦いも、尖って脅威的な熱量に脈打つ。J-RPGの定石とは程遠いこの唯一無二の音の個性が、シリーズの魂を鍛え上げた。
悪魔に明け渡された荒廃した東京で、青年は、神の秩序、混沌、そして妥協なき中道のいずれかを選ばねばならない。過激な道徳的ジレンマの先駆けとして、物語はいっさいの善悪二元論を退け、真のイデオロギー的選択を突きつける。この哲学的な暗さが、RPG屈指の大人びたサーガの個性を築いた。
悪魔と交渉し、仲魔に引き入れ、より強力な存在へと合体させる——収集と戦略のループが、ほかにない仕方で人を掴む。荒廃した東京を歩き、属性のバランスを取り、次のダンジョンを目指すたび、賭け金は絶えず吊り上がっていく。雰囲気は厳粛で展開も手厳しいが、この合体システムは粘り強く離さない。
迷宮のようなダンジョンを一歩ずつ攻略し、悪魔を仲魔にし合体させる底なしの育成に時間が溶ける。ロウ・カオス・ニュートラルの三路線が周回を誘い、対照的な結末を求めて何度も挑みたくなる。その手応えある密度が今も評価を支えている。